Sunday, February 18, 2018



2月18日(日曜日)2018


今日は彦根ゴーストツアーの一行が多賀大社、本殿脇の先喰台(せんじきだい)を見学した後、昼食と旭堂南海師の講談の場所として「多賀あさひや」にお出でになりました。多賀大社の本殿脇に先喰台と呼ばれる台があり、そこに神様に供えるお米が置いてあります。神事をしている最中にカラスが来て神様の食事を先に食べようとした瞬間に、それまで普通のカラスだったのが先喰烏(せんじきがらす)と呼ばれるカラスになり、それは「何かの前触れ(吉事へ導くミサキ神)」ということになるそうです。多くの神社(愛知の熱田神宮や広島の厳島神社)でも神前へのお供えを先にカラスに食べさせるという神事があるそうですが先喰台があるのは多賀大社だけとのことです。多賀大社に台があるのは見ていましたが、このようなカラスの台だというのは今回初めて知りました。カラスは今では不吉な鳥だと言われていますが、もとはこのように神聖なもので、今でも神社ではこうした神事が行なわれているのですね。皆様には離れで私ども初挑戦の昼食を提供させていただきました。その後、座敷で南海師の講談が始まりました。四谷怪談のお岩さんが伊右衛門の夫になった経緯、惨殺された訳、次に長いなが〜い南総里見八犬伝の一部を聴かせて下さいました。南海師のよどみない講談は見事としか言い様がありません。Today, a group of "Hikone ghost tour" visited Taga Shrine as one of the spots of "Senjikidai" which is a sacred table where a sacred crow stops. According to the brochure of the tour, if the crow which is usually a common one comes to the table and tries to eat the offering rice for the God during a Shinto ritual, it turns into a special crow called Senjiki-garasu as a prophet to lead fortune. After Taga Shrine, the group came to the cafe to eat their lunch. This was the first time for me to serve lunch for guests at my cafe. Then they listened to professional storytelling of traditional Japanese tales by Mr. Kyokudoo Nankai.