Sunday, June 11, 2023

6月10日(土曜日)2023

     先日、青山のロネ&ジージ・ライブには東京周辺の友人達が沢山来てくれて一緒に楽しみましたが、その内の一人、佐藤真理子さんがご自分のFBにライブの感想を書いてくださいました。素晴らしいので皆さんとシェアしたいと思います。

 佐藤さんは過去に特別支援学校の教師の経験が長くご自身ダンスもなさっていて、私の大好きな言葉のパフォーマー・故波瀬満子さんを支えていらっしゃいました。波瀬さん亡きあともその意思を継いでウリポ・はせ・カンパニーをうえもとしほさん、谷川賢作さんらと共に現在精力的に活動していらっしゃいます。

    The other day, I enjoyed Clown Rone & Gigi Live Performance at Aoyama in Tokyo with my many friends around Tokyo, and Ms. Mariko Sato who was one of them wrote her thoughts about the show on her Facebook. Since it was wonderful, I would like to share it with you.

    Ms. Sato used to be a teacher in a special needs school for a long time, and she herself dances. She was also supporting Mitsuko Hase who was an actress and Japanese language performer. Mitsuko Hase passed away 10 years ago, but Ms. Sato carried on her intentions actively through Ulipo Hase Company with Shiho Uemura, Kensaku Tanikawa and others.

( I didn't translate her blog in English. If you would like to read her writing, please look at her facebook. Hope you will read the translated version.)

佐藤真理子(Mariko Sato)


    笑った笑った、お腹がよじれて涙が出るほど! 笑うというのはこんなに心地よく、体全体の息が深―くなって元気になれるんだ!チャップリンを思い出させるロネの体の動きや呼吸感に見惚れ、ジージのおおらか且つ繊細な歌や志村けんさんを思い起こす口調、間合い、体ごとの言葉がグッと胸に体に届き、共振してしまう!
表参道のラパンエアロで観た、クラウンロネとジージのコメディミュージックライブ「ジューンブライド-6月の花嫁」

    初めてロネ&ジージを観たのは今年の2月(同じくラパンエアロで)。滋賀の多賀でご自身が営む古民家カフェにもロネとジージを呼んでライブを催されている友人、FB仲間の井上和子さんのご紹介だった。その時は和物だったが、チャップリン映画を見た後にも似た、文句なく楽しく秀逸なコメディで「また二人に会いたい」と、今回を心待ちにしていた。今回も、お腹抱えて爆笑しながら時に一瞬泣きそうになり、最後の挨拶で深々と、でも軽やかに挨拶をするロネとジージにいつまでも拍手を送っていたいラストだった。そしてどこか優しくゆったり軽い心身になっている自分に気付き、幸せな気持ちになった。

    クラウンは欧米の伝統的な芸術で、歌舞伎のように表現の型があるらしいが、観客をワッと巻き込んでしまうお二人のコミカルで時にペーソスある、ユーモア溢れるとぼけた表情や仕草、言葉はそんなことを感じさせない。誘って下さった和子さんに感想を送ったら、「本当にいろいろなクラウニングと技が次々に出せるすごさに驚きます。Webのクラウン講座でいろいろやりかたを教えてくれるのですが、見るは易し行うは難しで積み重ねが大事というのがよくわかります。ステージを観ていて『アレやってる』と分かるだけでも楽しいです」とのお返事が来た。やはり、クラウン特有の動き方の型を組み合わせて、いとも自然な表現となって染み込んでくることに驚いた。一度講座に出てみたい。
 
    クラウンキャンプでは「伝えたいことをユーモアに包んで相手に手渡す」(パンフより)ためのトレーニングをするらしい。ロネとジージが届けたいのは「幸せなキモチ」になれる時間だという。「幸せなキモチ」沢山沢山いただき、何とも幸せな日だった。