勤労感謝の日を挟んでの連休に、多賀あさひやではクラウン・ロネとジージのMusicライブが行なわれました。R&Gはじめめ色々な方がすでにSNSで投稿して下さっている通り、それは劇的な感動のうねりを残して終演しました。
出演者やこの日わざわざ都合をつけて駆け付けてくれた数人の有志の力で、純和風の座敷が二日をかけて臨時のライブステージに変身!....といっても、本来は劇場公演であるものが、縦横高さすべての寸法や、本番のスタッフ数が足りなさすぎの多賀あさひやでのライブです。無茶苦茶無謀な挑戦をロネとジージ、そしてMC+音響照明係のマギーの3人は果敢に挑んでくれました。その技量と熱量はプロ歴35年のロネジジならではのもの。一連の流れをそばで見ていて私は深く納得しました。
今回はいつもに比べてパントマイムによる表現が多く、観客はそこがどこか、何を表現しているのかをそれぞれの想像力に任せられます。豪華客船に紛れ込んだ盗人が客船内の狭いところを壁づたいに入り潜り込み、間抜けな船員がそれとは気付かずに甲板や船内を掃除しているシーン、船から落ちた船員が水中で藻と戯れ海中の不思議な魚?と竜宮城よろしく楽しい時間を過ごす、また漂流船に盗人と乗り合わせるも嵐に遭遇。激しい波風の効果音と絶妙な音楽も加わって船が大きく揺れ、大波を乗り超える状況があたかも観客もそこに居合わせているかのように船上の二人と一緒に顔にも体にも力が入り左右に体が揺れます。必死に甲斐を漕ぐその動きを見て、筋肉の使い方がよく研究されていると感心。ジャグリングや歌や楽器演奏などノリノリで楽しみながらも劇的に物語が展開されていく。これがロネとジージのクラウン公演の独自性です。古民家の空間ではクラウンたちと観客との距離が非常に近いので、結構ハラハラドキドキ。けれども、ロネジジたちの表情や軽やかな動きを目前で見る距離感は多賀公演ならではのものです。
ロネのクラウン講座も充実していました。未だクラウンが何かよく分からない多くの私たちに、クラウンとピエロの違い、日本にクラウン文化が浸透しにくい理由、日本人が欧米人に比べて笑いや表情があまりない理由、等など映像を見せたり実例をあげたりしながら、また参加者からの質問を受けたりしながら、あっという間に2時間が経ってしまったという印象です。
いつもはは二公演+講座ですが、今年は連休でもありライブを一つ増やしてのクラウン公演でした。いつも楽しみに観に来てくださる方、初めてロネジジを観てくださった方、県外からも、仕事で日本に来ている外国からも、子供から高齢の方まで、二人のクラウンが全力でその実力を発揮し笑いを提供し、観客を唸らせた120分間でした。皆さんと楽しい時間を過ごせたことを嬉しく思います。
ロネとジージ、マギー、お手伝いくださったスタッフの皆さん、そしてお忙しい中ご都合をつけてロネジジのライブショーにご参加くださったお客様、お一人ひとりに感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました!